普段、東京など雪が少ない地域で生活していると、
冬になってもノーマルタイヤ=夏タイヤを履いているクルマがほとんどですよね。
でも…油断していると、東京でも突然の大雪!
午前中は降ってなかったのに、夕方雪が積もってしまって帰れない!
などというコトもあって、困りますよね。
そんな時、オールシーズンタイヤなら突然の雪でも走行できるのです。
どうも!
ハイブリッド・カーライフのセッジです❗
めったに雪が降らない都市部に住んでいると、突然の雪は大変ですよね。
冬だけスタッドレスタイヤに変えるのも、東京では性能的にもコスト的にも不向きです。
こういう「あまり雪道を走ることはない、でもたまの雪でも走れるようにしたい」という願いに答えたタイヤが、オールシーズンタイヤです。
今回は夏タイヤからオールシーズンタイヤ「Cross Climate2(クロスクライメート2)」に履き替えましたので、レビューいたします!
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東京でスタッドレスはコスパが悪い?
私は若い頃、
夏タイヤのまま(チェーンを巻いて)スキー場に行ったり、東京に大雪が降った時はHR-Vは4躯だったので、過信して夏タイヤで走ってスリップしてしまったり…
と、どちらも周囲にクルマはありませんでしたし、事故にはなりませんでしたが「無謀なコトをしたなぁ」と後悔し、その後は雪が積もったらクルマを出さないようにしていました。
しかしながら、
仕事の関係で冬でも長野に行く必要があり、そんな時は電車かバスで行っていました。
しかし、現地についてからの「交通手段」がない。
東京なら15分に1本程度路線バスが通りますが、長野のとある地域では良くて1時間に1本。
悪いと下手したらその日にはバスが無い、なんて日もあります。
また、2020年日本で強い感染力を持つ病気が流行してからは、
公共交通を使うのも躊躇するようになり、自前の交通手段の必要性が増していますので、冬でも自家用車を使いたいと考えるようになりました。
東京でも頻繁にスキー場に行くような方なら、春~秋までは夏タイヤ、冬の期間だけはスタッドレスというのが一番良いのだと思います。
ただ、私のように1~2ヶ月に1回程度しか雪の降る地方に行かない、というタイプの人には季節ごとにタイヤを履き替えるのはコスト的にも、保管場所的にも割が合いません。
雪の降る地方ではスタッドレスがベストなのはもちろん理解しています。
ですが、めったに雪が降らない地方では、冬でも乾いた(濡れた)アスファルトの路面を走るばかりですし、スタッドレスは逆に向いていないのです。
これも東京など雪が少ない地方では、オールシーズンタイヤの方が向いている理由になります。
以前よりも冬の規制が厳しくなった
若い頃の体験により、しばらく冬の長野には自家用車で行かなくなっていました。
そのため、全然情報を調べていなかったのですが、
高速道路の冬の規制が厳格化されていたコトを最近知りました。
2021年10月時点、全国13区間の国道(6区間)・高速道路(7区間)では、大雪の場合は冬タイヤ規制どころかチェーン規制がかかる可能性があるとのコトです。
私は長野の諏訪地方に良く行くので、これまでは、
「諏訪の山間部ではスタッドレスやチェーンが無いと走行不能だけど市街地は走行可能」
「中央道も諏訪よりも南であれば冬でも走行可能」
と思いこんでいました。
というのも、たまたまかもしれませんがよく使う中央自動車道で、
これまで諏訪に至るまでの区間で規制がかかったコトを見たことが無かったからです。
しかし、現在は諏訪より南の山梨県の「須玉IC~長坂IC」の区間にチェーン規制がかかる場合があります。
もしもチェーン規制が発令された場合、夏タイヤはもちろんスタッドレスでも走行は不可能になり、チェーンの装着が義務付けされます。
この場合、チェーンを所持していない場合はその区間の前で高速道路を降りるコトになります。
実際にはここまで厳しい規制が発令されるコトはまれで、
「冬タイヤ規制」であることがほとんどです。
実際、今年(2022年)の2月に長野に行った時には冬タイヤ規制のみでした。
しかしながら、私が甘く考えていた「諏訪より南は大丈夫」などということは無く、実際は小淵沢までの区間まで冬タイヤ規制がかかっていました。
※この時、夏タイヤだった場合は走行できません。
こういう事態に備えて「冬タイヤ規制に対応したタイヤ」が必要になります。
冬タイヤ規制に対応したタイヤなら、もちろんスタッドレスの方が良いのですが、
東京など、日常的に雪に接する機会が少ない地方がメインで、たまに雪のある地方に行くというコトであれば、オールシーズンタイヤはマッチすると思います。
ちなみに、チェーン規制時に備えこのようなモノも用意しています。
布チェーンの代表ともいえる「オートソック ASK600」です。
今のところ使う機会がありませんが、万が一のときのお守り代わりとして荷室に常備しています。
オールシーズンタイヤ「Cross Climate2」
2022年1月、私はそれまでに乗っていたHR-Vからフィットハイブリッドに乗り換えました。
中古で手に入れたクルマなので、付属していたタイヤはブリヂストンのPlayzという夏タイヤでした。
このPlayzも夏タイヤとしては性能が良いと聞いています。
しかし、前述のように冬の長野(諏訪地方)に行く必要があったため、タイヤを交換するコトにしました。
オールシーズンタイヤは、国産ではダンロップや横浜タイヤ、海外ではグッドイヤーやミシュランのモノが有名です。
特にグッドイヤーは世界で最初にオールシーズンタイヤを発売したメーカーで有名でしたが、いくつかの口コミやレビューなどを見てミシュランの「Cross Climate2」を選びました。
雪道での直進性能、コーナリング性能、制動性能が高く、
乾燥路面や、濡れた路面では、夏タイヤと変わらない性能を持つ、という評価があったためです。
「V字」のトレッドパターンが特徴的なタイヤです。
Cross Climate2の冬タイヤ性能
履き替えを完了し、さっそく長野県諏訪地方まで行ってみました。
諏訪の市街地はほぼ除雪されているので、うっすら積もった雪道、シャーベット状態、乾燥した路面が入り混じっている路面状態でした。
こういう状態の道ではオールシーズンタイヤは逆に有利かもしれません。
スタッドレスは雪道やシャーベット、凍結路面は得意ですが、乾燥した路面は苦手としています。
スタッドレスは凍結路面にも対応するために、柔らかくできており乾燥路面では摩耗しやすく、タイヤがよれてしまったりしやすいからです。
ということで、昼間の間は特に問題も感じなかったのですが、
夜になって雨になり、そのまま雪になりました。
そのまま一晩停めておいたらタイヤウォールの高さ半分くらいまで埋まってしまい…。
その状態ではFFということもあって前輪がスピンしてしまい脱出できなくなりました…。
結局、雪が1cm程度になるくらい雪かきしたら抜け出せました。
この状態ではスタッドレスでも4躯じゃないと抜け出せないかもしれませんので、これをもって性能が悪いとはいえないかとも思います。
その日は中央道は諏訪から南は小淵沢まで冬タイヤ規制がかかっていました。
Cross Climate2はスノーフレークマークが付いているため「冬タイヤ扱い」になるので、問題なく通過するコトができました。
Cross Climate2の夏タイヤ性能
タイヤを履き替えたのは東京だったので、もちろん初運転は東京の雪のない路面です。
「乾燥した路面だとオールシーズンタイヤはロードノイズが大きい」と言われる事が多いようです。
しかし、あくまで私の体感ではありますが、
一般道でも高速道でも乾燥した路面を低速~高速域で走ってみましたが、夏タイヤとさほど変わらないというか、特にノイズが大きいという印象はありませんでした。
また「オールシーズンタイヤは燃費が悪くなる」という評価があります。
燃費についても夏タイヤとあまり変わらない印象です。
Cross
Climate2に履き替えた直後はリッター17km程度だったコトもありますが、
ただ、これはそもそもフィットハイブリッドの運転に慣れていなかった頃なので、正しい評価になるとは言えません。
少しずつなれて来た結果、市街地ではリッター25km程度、長い下り坂が続く峠道などはなんとリッター50kmなどという数値が出ることもあるので、特にこのタイヤだから燃費が悪いというコトは無いようにも思います。
雨の日の濡れた路面についても、滑ったり止まりにくいというコトもありませんでした。
※Cross
Climate2は濡れた路面にも強い設計もされているそうです。
Cross Climate2はオールマイティだが過信は禁物
「オールシーズンタイヤは夏と冬の中間的なタイヤだから性能も中途半端」
という評価をする人もいるようですが、
Cross Climate2は冬タイヤ性能はスタッドレスには及びませんが、夏タイヤ性能は特に差が無いように感じました。
何より1年中このタイヤ1つで対応できるというのはかなり助かります。
季節ごとにタイヤを交換するというコトは2倍のタイヤ費用と工賃費用がかかりますし、使っていないタイヤの保管場所も用意する必要があります。
夏タイヤとしては全く遜色無いですし、道路で冬タイヤ規制があったとしてもそのまま走行可能なのも良い点ですね。
このようにいってしまうと万能タイヤのように思われてしまいますが、過信してはいけません。
冬タイヤとしてはスタッドレスにはかないませんし、凍結路面の走行についてはメーカーもNGだと明言しています。
強い部分と弱い部分、しっかりと把握した上でつねに安全に気をつけて使っていきたいですね。
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