フィット4に、ついにスポーツグレード「フィット e:HEV RS」が追加されました。
外観が大幅に変更され、
「カワイイ」と「カッコイイ」が両立したデザインになっています!
どうも!
ハイブリッド・カーライフのセッジです!
フィット4は2020年にフルモデルチェンジされました。
エクステリアは「柴犬」をイメージしたかわいらしいデザイン、
インテリアは「居心地の良さ」をコンセプトとした、
コンパクトカークラスとは思えない乗り心地と高級感が売りのクルマです。
しかしながら、世の中はSUVに人気がシフトしていたり、軽自動車で人気の同じホンダのN-BOXなどがあるコト、そして流行病の影響などもあって販売不振だとも言われています。
ここでテコ入れ!
…なのかはわかりませんが、フィット4は2022年10月にマイナーチェンジしました。
ここで目玉になっているのはやはり「フィット e:HEV RS」です。
今回もHondaウェルカムプラザ青山にお邪魔して展示車を見てきました。
シビック TYPE
Rとならべて展示しているあたり「走り」を重視しているのが感じられます!
RS降臨、満を持して…!
「フィット4は売れてない」という情報をよく見かけます。
一時はコンパクトカーNo.1のシェアを誇っていたフィットなのに不思議な話です。
これには前述したSUVやN-Boxの人気の影響もありますが、
一説には先代の初期型フィット3ハイブリッドに不具合があり、6回にも及ぶリコールがあったコトで評判を落としたという話や、
フィット4ではエクステリアは「かわいらしさ」、インテリアは「居心地の良さや高級感」といったコトを重視したため、フィット3以前のドライバーが難色を示した、などという話を聞きます。
そんな感じで「売れてない」と良く言われますが、
私的にはフィット4との遭遇率が高いので、そこまで売れ行き悪くないようにも感じます。
フィットはサイズ的にファミリーカー向けと思われがちですが「ホンダはなんでも速くしちゃう法則」もあって、意外とフィットにも「走りの性能」を求める傾向があります。
そのため、先代までのガソリン車には「RS」モデルがありました。
RSとは、Road Sailingの略です。
ヨットが風をうけて悠々と海をわたるように、峠などワインディングなどを悠々と走行する、といったコンセプトがあるそうです。
RSモデルの歴史は意外と古く、1974年のシビック RSから始まっています。
ホンダの本心としてはRasing Sportsなどの略にしたいのだと思うのですが、1974年当時はオイルショックなどもあり、燃費や環境性能が悪そうなスポーツモデルは認可が折りにくかったのではないか、という話を聞きます。
現在のホンダ車のフラッグシップスポーツカーであるシビックにTYPE Rがあるように、RSはいわばフィット版TYPE Rのようなものですね。
スポーツカーといえば馬力のあるエンジンのガソリン車…というイメージですが、
今回はなんとe:HEV、つまりハイブリッドのRSです。
今後ガソリン車も登場する予定ですが、シビック e:HEVにひきつづきハイブリッドでスポーツグレードというのが時代を感じさせますね。
フィット e:HEV RSフロントデザイン
前述の通り、6回もリコールを起こして評判を落としたフィット3ですが、それでもあの型が好きという人は結構多いです。
正直にいえば、私はエクステリアについてはフィット3の方が好きです。
グレードに関係なく全てのクルマが「シビックを圧縮したようなカタチ」をしているので、カタチだけでいうなら、どれもスポーティに見えると言えます。
それに対してフィット4のエクステリアは「柴犬」をイメージしたかわいらしいデザイン。
それも悪くない…と思う自分もいるのですが「カッコよさ」で見てしまうとフィット3を選んでしまいます。
一番の理由は、フロントデザインにあると考えています。
その特徴と言えるのが10代目シビックや11代目シビック、そしてフィット3に共通する、「ソリッドウイングフェイス」というデザインです。
フロントライト間をアッパーグリルを大きくあけてつなぐコトで、硬質な翼を広げているようなイメージのデザインになっています。
これにより「ホンダのスポーツグレード」という印象を与えているのですが、
フィット4はむしろアッパーグリルを目立たないように、むしろ無いように見えるように極力小さくしてしまいました。
そして走りの性能的に「モッサリ」しているので(個人の感想です)、それもあって「フィットにスポーツ性能を求める人」からの受けは悪かったのかもしれません。
しかしですよ…!
ここでRSが復活します。
ソリッドウイングフェイスデザインも復活してます。
アッパーグリルだけでなく、ロアグリルもガバっと開いていて…
従来車と比べると、大量に空気をとりこめそうなので、見かけだけでも速そうに見えますね。
ロアグリルが大きく開いたコトと同時に、フロントバンパーが前にせり出しているため、全長がこれまでの3995mmから、4080mmに伸びています。
このアゴを突き出してる感じ(?)が、なぜか…ガンダムを思い起こさせます。
これは良きです。
丸っこさは残っているので「カッコかわいいクルマ」に生まれ変わりました。
RSのロゴは従来はアッパーグリルにとりつけられていたのですが、今回のフィットはロアグリルに取り付けられています。
ロアグリルはツヤツヤのピアノブラックで塗装されているので、RSのロゴが光って見えますね。
ただ、ロアグリルだけでなく、サイドガーニッシュもピアノブラックなので…飛び石でキズだらけになりそうなのが気になります😅
フィット e:HEV RSリアデザイン
リア側からも見てみました。
ここは従来とあまり変わらない…?
とも思いましたが、よく見るとところどころ変わっています。
上から順にいくと、まずはテールゲートスポイラー(ウイング)です。
従来車やフィット4の他のグレードでは申し訳程度…というと失礼ですが、チョコンとした短いスポイラーが付いていました。
我が家のフィット3はLパッケージでスポーツモデルではありませんが、それでもフィット4のそれよりは長いスポイラーが付いています。
フィット e:HEV RSでは、おそらく空力を考えたのでしょう。
従来よりも長いスポイラーが取り付けられています。
見た目にもチョコン…ではなく、明らかにスポイラーとわかる状態ですね。
そのまま下に目を移動していきますと、右側のテールランプ下にe:HEVとならんでRSのロゴが付いています。
いや、e:HEVなので当たり前ですが、これまで「スポーツと燃費」は相反するモノだったので、こうしてお互いが並んでいるとちょっと不思議な感覚になります。
さらに下に目を移していきましょう。
なんとマフラーが突き出しています。
「何当たり前のコトを言ってるんだ?」
と思われるかもしれませんが、
ホンダのe:HEVとは「Hybrid Electric Vehicle(ハイブリッドエレクトリックビークル)」の略なので、かなり電気自動車に近づいたハイブリッドカーを意味します。
そのため、マフラーは外からは見えにくい位置にあったのですが、
フィット
e:HEV RSはマフラーが存在感を主張しています!
口径も広いように思いましたので、イイ音がするのかも?
インテリアやメーター類はほぼ同様
実はインテリアはそんなに従来車と違いはないのですが、こちらも見てきましたので書いておきます。
あまり違いはないとはいいつつ、それでもフィット e:HEV RSだけの専用装備になっているモノがあります。
それがハンドルです。
従来車は、日本車では珍しい2本スポークのハンドルでした。
フィット e:HEV
RSではもちろんデザインは違いますが、フィット3までと同様の3本スポークになっています。
従来のハンドルに戻した…というよりは、
現行ヴェゼルやシビックなどに合わせたカタチになっている、というのが正しいのかもしれません。
シフトレバーはプリウスや旧フィットなどの独特なシフトレバーではなく、AT車で一般的なストレート式です。
フィット e:HEV RSは、他のホンダのスポーツモデルのクルマと同じく、走行モードを切り替えられるのですが、そのスイッチはメーターの左側にあります。
モードは以下の3つです。
- ECONモード(燃費重視)
- NORMALモード(標準走行)
- SPORTモード(スポーツ走行)
ここも他のフィット4と違うところです。
エンジンはかけられないので、メーターデザインを見ることができませんでしたが、
これについては係の方に質問したところ、従来と同じデジタルメーターのみだそうです。
個人的にはアナログ(風)メーターの方が好きですし、チャージ/パワーメーターも無いコトになりますので、ここは残念です。
モッサリ感は解消されたのか?
フィット e:HEV RS。
やはりスポーツグレードという以上は、試乗してみないとわからないです。
ですが、Hondaウェルカムプラザ青山はあくまでもショールームで、ディーラーではありません。
そのため、残念ですが試乗するコトはできません。
走行性能などを実体験するには、やはり試乗するしかありません。
そのあたりのレビューについては、いつか試乗できたらレポートしたいです。
ただ、カタログスペック上では、
従来よりもエンジンは98馬力→106馬力、モーターは109馬力→123馬力にパワーアップしているそうですし、レスポンスも従来よりも良くなっているとのコトです。
以前、フィット e:HEV maisonに乗った時に感じたモッサリ感。
パワーが無いわけではないのでしょうが、アクセルを踏んでから出力が上るまでにワンテンポ遅れる感じがあったのです。
これが今回のマイナーチェンジで解消されているコトを祈ります。
いや、きっと解消されているでしょう!w
フィット Homeも併設展示
ウェルカムプラザ青山では2022年10月中旬までは、
フィット e:HEV
RSだけでなく、フィット e:HEV HOME、シビック TYPE Rが展示されています。
TYPE Rはそれだけで記事がかけそうなので取っておくとして、
同じフィットの比較として、HOMEも少し書いておきます。
フィット e:HEV RS以外のフィットも、マイナーチェンジにともない主にフロントデザインが変更されています。
アッパーグリルが無いようにも見える従来のフィット4に比べると…。
半開きの口のようにも見えて正直イマイチ…。
従来の方が良いのでは?とも思っていたのですが、
実車をみた印象では「これはこれで悪くないかも?」と思うようになりました。
ロアグリルも従来のはちょっと凝った複雑な形状をしていましたが、今回のはシンプルですがスッキリしていて良いようにも思います。
逆にいうと、変わったのはほぼフロントだけともいえますので、それ以外の印象は特に変わりません。
インテリアも従来どおりです。
ですが、パワートレインはRSと同じモノをつかっているそうですので、走行性能では従来車をしのぐ走りを見せてくれる…かと期待しています。
フィット e:HEV RSも乗ってみたいクルマ
当ブログを始めてから、我が家のクルマ・フィット3ハイブリッドだけでなく、
いろんなハイブリッドカーに乗ってみたい、と思うようになりました。
それはもちろんホンダ車だけではないのですが、あえてホンダ車にしぼった時の順位があります。
- シビック e:HEV
- フィット e:HEV RS
- ZR-V e:HEV
このうち、シビック e:HEVについては実現できましたので、
次はZR-V…と思っていたのですが、ここへきて急遽フィット
e:HEV RSが追加されたため、順位が入れ替わってしまいました(笑)
やっぱり自車の後継のクルマがどうなっているのかは気になりますからね。
いつも同じクルマに10年以上は乗るので、壊れない限りは今のフィット3ハイブリッドに乗り続けますが、
乗り換えるとなったら候補にいれたいクルマ、それがフィット e:HEV RSです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿